「保有しているJALカード(普通カード)が思ったほどポイントやマイルが貯めることができない」などと言った理由で解約したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
ただ、解約するにはカード会社へ申告しなければならないため面倒なイメージや「引き止められるのでは?」と思う方もいるでしょう。この記事ではJALカードの解約の方法と、解約にあたる知っておきたい注意点をまとめて紹介していきます。
JALカード(普通カード)の解約はどのようにする?
JALカードの解約については主に2つの方法があります。
- 会員退会届を請求して返送する
- 電話にて直接退会を申出る
それぞれの方法で自分に合った解約方法にて解約を行っていきましょう。
JALカード会員退会届をインターネットより請求する
まず、会員退会届を請求して解約する方法ですがインターネットもしくは電話から請求する2つの方法があります。
インターネットから会員退会届を請求して解約する方法は以下の通りです。
- JALカード会員サイト「MyJALCARD」にログイン
- 「資料請求」のページからJALカード会員退会届を請求する
- 約1週間ほどで登録している住所に会員退会届が届く
- 必要事項に記入・押印して返送する
上記のようにインターネットから簡単に資料請求ができるので、届くまで時間はかかりますが記入・押印して返送するだけで解約が可能です。
JALカード会員退会届を電話より請求する
電話から会員退会届を請求して解約する方法は以下の通りです。
- JALカードを準備して会員専用音声サービスに電話をする【0120-747-804※携帯電話の場合:03-5460-4343】
- 音声ガイダンスに従い各種資料請求を選択する
- 退会届(51513)を入力する※JALカードショッピングマイルプログラムを同時解約する場合は別途退会届が必要(51525)
- 約1週間ほどで登録している住所に会員退会届が届く
- 必要事項に記入・押印して返送する
電話の場合でもガイダンスに従って会員退会届が送られてくるので直接カード会社のスタッフと話す必要はありません。
すぐに解約したい場合は電話で直接解約も可能
JALカードをすぐに解約したいという方は、以下の連絡先へ電話することで解約ができます。
- JALカード 解約連絡先:0120-747-907
- 携帯電話・海外からの場合:03-5460-5131
- 上記にて連絡することで指示に従い解約をすることができます。
営業時間は月〜金曜日の平日が9:00〜17:30まで、土曜日が9:00〜17:00までとなっています。
直接解約する場合には、サービスセンターの方がマニュアルに沿って解約の引き止めを案内されるケースがありますが案内の範囲にはなりますので、解約を申出していきましょう。
JALカードを解約するデメリットは?
不要なJALカードでもいざ解約した後に何かデメリットがあったらどうしようと考えてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで解約する前に知っておきたいデメリットについて紹介していきます。
ポイントが失効する
JALカードを解約するとカードに貯まっていたポイントは解約の時点で失効されます。
解約した後にポイントが残っていたことに気付いてもポイントの特典を受けることができませんので事前にしっかりと交換を行うようにしましょう。
JALカードの場合、貯まったポイントは発行会社のポイントシステムに基づいて交換することができるので、事前に確認しておくといいかもしれません。
また、JALカードで貯まったマイルに関してはJALマイレージバンクに残りますので心配無用です。
払った年会費の返金は不可
JALカードを解約した際には支払った年会費は戻ってきませんので注意が必要です。
年会費はお持ちのJALカードの有効期限に沿って発生しますが、例えば解約が年会費を支払った翌月であっても返金はできません。
最もタイミングの良い解約月としては、有効期限の記載している月(※2022年2月までであれば2月)が直前まで利用できます。
また、解約時の会員退会届では「次の有効期限月」というチェックを記入することで年会費がかかる直前まで利用することも可能ですので合わせて覚えておきましょう。
家族カードやETCカードも利用不可
JALカードから追加発行できる家族カードやETCカードですが、解約することでこれらのカードも合わせて利用することができなくなります。
特にETCカードは車載器に入れてある方も少なくないため、JALカードと紐付けされたETCカードは誤って使わないようにしっかりと処分するようにしましょう。
JALカードを解約する時の注意点
JALカードを解約する時の注意点についても知っておきたいことがいくつかあります。
注意点についてもしっかりと押さえておきましょう。
JALマイレージバンク会員は継続される
JALカードの解約をした場合でもJALマイレージバンク会員が解約されるわけではありません。
前述もしているようにJALカードのポイントは解約時点で失効されますが、JALマイレージバンク会員は別途解約が必要になるためJALカードを解約しただけでは解約になりません。
もしJALマイルも要らないという場合には、JALマイレージバンク事務局(0570-025-039)に連絡して解約をするようにしましょう。
JALカードを解約してJALマイレージバンク会員を継続する場合には、JMBカードが別途発行できるのでそちらでマイルを貯めることが可能です。
公共料金や決済アプリなどに紐付けしていると支払いができない
JALカードでカード決済できる公共料金や決済アプリ、インターネット決済に登録しているサービスに関しては支払方法の変更や紐付けするカードを変更しなければ決済ができません。
JALカードに紐付けしたまま解約してしまい、毎月引き落としされるような公共料金であれば遅延によりガスや電気が使えなくなることにもなりかねませんので十分注意しておきましょう。
本人死亡の際は家族より連絡が必要
JALカード本会員が亡くなった時には家族から解約の届出が必要になります。
前述した電話での連絡先に家族より解約の申出を行っていきましょう。
また、会員本人が貯めていたマイルに関してはマイレージバンク事務局へ連絡することで相続することも可能ですので電話連絡の上、手続きを行っていきましょう。
JALカードを1年以内に解約するとよくない?
「JALカードを入会したのは良いけどすぐに解約するのはよくない?」と感じている方もいるのではないでしょうか。
こちらの疑問についてもしっかり解決していきます。
初年度無料なので不要であれば問題なし
JALカードは2年目以降2,200円(税込)の年会費がかかりますが、初年度は無料です。そのため1年近く利用してみて自分に合っていないと感じる人も少なくありません。
そんな方は1年以内に解約しても年会費や違約金なども特にないため不要であれば全く問題ありません。ただし、クレジットカードを保有した上で入会や解約を繰り返すようなことが良くないのは事実です。そちらは覚えておきましょう。
クレジットカードの入会特典目当てで入会後すぐの解約はNG
クレジットカードには入会特典でポイントなどの還元が受けられるので非常にお得です。JALカードでも入会特典として最大10,600マイルが進呈されるといった入会特典があります。
これらの入会特典はとてもお得ですが複数のクレジットカードを入会特典目当てで入会してその後解約するようなことはやめましょう。
クレジットカード入会した情報は、審査時の信用情報機関を通じて閲覧できるためクレジットカードヒストリーにしっかり残ります。
信用情報としてマイナスになる要因ですので、多数のクレジットカードを入会特典目当てで入会し解約するようなことは避けましょう。
JALカードの解約におけるまとめ
JALカードの解約方法と解約におけるデメリットや注意点について解説してきました。
最後にJALカードの解約におけるポイントをまとめていきます。
JALカードの解約方法は2通り
JALカードの解約方法は以下の2通りです。
- インターネットもしくは電話にて請求した会員退会届を記入・押印して返送する
- JALカードお客さまセンターへ連絡して解約する(0120-747-907携帯電話・海外からの場合:03-5460-5131)
解約の意思が固まったら上記の方法にて解約を行なってください。
JALカードの解約で知っておきたい6つのポイント
JALカードの解約にあたり、この記事で紹介したデメリットも含めた注意点をまとめると以下の6つです。
- ポイントが失効する
- 払った年会費の返金は不可
- 家族カードやETCカードも利用不可
- JALマイレージバンク会員は継続される
- 公共料金や決済アプリなどに紐付けしていると支払いができない
- 本人死亡の際は家族より連絡が必要
事前に理解しておくことで解約後のトラブルにならないポイントですのでしっかりと覚えておきましょう。