ビックカメラsuicaカードは、一枚で多様な使い方が出来るクレジットカードです。それ故、どこに連絡をすれば解約が出来るのか、迷う方も多いことと思います。解約前の確認事項は多いですが、解約の手間はほとんどありません。
便利そうだから…と思って持っていても、結局1年使用せず、年会費だけが引かれてしまう…なんてことになりかねませんよ。思い立った際に、ぜひ行動に移してみましょう。
一番手早く出来る解約の仕方は?カードが手元にある場合
電話→郵送
クレジットの退会にはビューカードセンターに電話をすることが一番です。
- 電話番号:03-6685-7000
- 営業時間(オペレーター):午前9時から午後5時30分
こちらに連絡をすると音声ガイダンスが流れます。
- 「2番(各種手続き)」⇒「4番(退会)」
- 「2番(各種手続き)」⇒「5番(その他)」※オペレーターと話をしたい場合
これにて退会届が送られてきますので、現在のカードにハサミをいれて、送り返します。
以上が解約の大まかな流れになります。ただ、上記の時間で電話が出来ないという方の為に、以下の2つの方法もあるのでチェックしてみてくださいね。
ビューアルッテ
ビューアルッテとは、駅構内にあるATMのことですが、こちらでも退会手続きが出来ます。
使い方は、
- ATM画面にて「Suica設定」を選択
- 「Suica付ビューカードの更新/退会」を選択
- 払い戻しを現金で受ける
これの良い所は、その場でSuicaにチャージした分を現金で引き出すことが出来ることです。他の解約方法であれば、後日振込にて返金が受けられます。
郵送
こちらは、上記の電話の過程を飛ばして、退会届をビューカードに送ってしまう方法です。電話を掛ける手間を省く代わりに、印刷・カードの郵送代は自身になる点を注意しましょう。
年会費の請求時期に注意
普段使っていなかったカードだったが故、年会費が掛かってきてしまうということがあります。これも、年1回使用していれば掛かることはありませんが、いつか使おうと思っていた矢先に1年が経つ…なんてことにもなりかねないですよね。
年会費は524円で、他のクレジットカードの年会費と比べると良心的だなとは思います。ですが、無駄なものを持っていても仕方ありません。そこで、今すぐ解約手続きが出来ないという方は、年会費の請求時期を要チェックです。
- 年会費はビューカードへご入会いただいた月の翌々月4日
となっています。
とはいえ入会月なんて分からないよという方もいらっしゃると思います。実際ほとんどの方がそうだとは思いますが、カードの有効期限から割り出すことが出来るのです。
例えば、有効期限が2020年8月のカードだった場合、有効期限の月に1ヶ月足した月が入会月となるので、9月となります。そうすると年会費は11月の4日に請求されるという仕組みです。
なんとなくお分かりいただけましたでしょうか?なので、解約時期の目安として、遅くとも年会費が発生する前月末までに解約手続きは済ませておきましょう。
紛失し、手元にない場合
紛失や盗難にあって手元にない場合使用していなければそのまま解約ということも出来ます。まずは不正に利用されない為に一刻も早く利用停止にしましょう。
しかし実はこちらのカードの特徴に紛失保証というものがついています。紛失保証とはカードセンターに連絡をした日の前日から、60日前にさかのぼって、不正使用された分を、負担してくれるというもの。
ただしSuicaの不正使用には、停止前の分は対象外となるのでご注意をして下さい。
クレジットカード会社に連絡
まずカードの紛失や盗難と気付いた際にしなくてはならないことは、ビューカードセンターに連絡をし、カード機能の停止をしてもらうことです。
- 電話番号:03-6685-4800(24時間対応・年中無休)
通常のセンターだと時間指定があるのに対し、こちらは24時間年中無休で受け付けてくれていますよ。
ビックポイント利用の停止
次に停止の連絡をしなければいけないのは、ビックカメラのポイント停止です。
ビックカメラグループポイントサービスセンター
電話番号:0570-03-0811 (受付時間:AM10:00 – PM9:00)
※IP電話(一部)・海外からの国際電話などをご利用の場合は下記番号をご利用ください。
050-3786-4011
もしくはビックカメラ各店舗にご連絡しても大丈夫です。また上記のように紛失保証があり、紛失・盗難時に不正利用されてもビックポイントを年間最大10万ポイントまで保証してくれます(免責3,000ポイント)
もちろん停止のままではお買い物時にポイントが貯まらないので、このまま解約となれば、実店舗に行き、ビックカメラのポイントカードを新たに作り、今までのポイントを移してもらうというのも方法です。
カードの再発行という方法も
今まで解約を前提にお話ししてきましたが、使っていたカードを無理に解約する必要はありません。再発行も簡単にすることができます。その際所定の手数料はかかりますがポイントなどはそのまま引き継ぎができるので、何か定期的な引き落としを登録していると言う方は再発行をオススメします。
解約する前に必ず確認する4ポイント
クレジット機能
公共料金の支払いの設定を、カードでしていたという方の場合、そのまま解約手続きをしてしまうと、電気料金などの再督促などが届いてしまう恐れがあります。そうならないために、それらの変更手続きを先にしておかなければなりません。
- まずは公共料金や携帯電話の料金の引き落としの有無を確認
- もしあれば各会社に支払先変更用紙を送ってもらい、提出
ビックポイント
こちらのカードの魅力は何と言っても、ポイント還元の高さですよね。それ故、貯まっているビックポイントも多くなっているのではないでしょうか?そのまま解約すると無くなってしまうため、きちんと確認しておきましょう。
ビックポイントがどれ位貯まっているかを確認する方法は以下の3種類です。
- ネットショップに会員としてログインして確認する
- ビックカメラ公式アプリでログインして確認する
- 実店舗に行って確認する
ビックカメラ実店舗に行くことによって、上記のようにポイントカードを作り現在のポイントを移行しておくことも出来ますよ。
JREポイント
JREポイントとは、JR東日本の在来線を、JRE POINT WEBサイトに登録したSuicaで乗車した場合、ご利用額に応じて貯まっているポイントのことです。
そのJRE POINTも、カードの退会と同時に失効します。JREポイントがどれ位貯まっているかを確認する方法は以下の3種類です。
- インターネットで確認する(事前に登録している場合)
- ご利用代金明細書にて確認する
- JRE POINT商品交換ダイヤルで確認する
JRE POINT 商品交換ダイヤル
- 03-6685-4000(6時-23時)
- ポイント紹介に進み、カード番号を入力
- 暗証番号を入力後、自動音声が案内
知らず知らずのうちに貯まっていたかもしれないポイントですので、念のためしっかり確認しておきましょう。
Suica残高
Suica残高は解約すると消失するため、払い戻しましょう。
Suica残高の確認方法は意外と多くあるため、ご自身の一番手軽な方法で確認してください。
JREポイントがどれ位貯まっているかを確認する方法は以下の5種類です。
- 駅の改札で確認する
- 券売機で確認する(Suica対応)
- 自動販売機で確認する(Suica対応)
- コンビニで支払いをし確認する
- Suicaリーダーアプリを使う(iphoneであればマルチICカードリーダーなどのアプリで代用)
1~4は普段から見ているのでお分かりの方も多いと思いますが、今はアプリを入れておけばそのカードにかざすだけで残高が見えてしまう時代です。ただし、これが出来るのはおサイフケータイ機能が付いているスマートフォンだけなのでご注意を。
ビックポイント・JREポイントの使い方
ではその貯まっているポイントをどう使っていくかについてです。
ビックポイントをお買い物で使う
- ビックカメラ店舗
- ビックカメラネットショッピング
どちらでも使えます。
尚、ビックポイントの有効期限は2年間です。そのためその間にお買い物をすることが必要です。
ただし、2年間のうちに1回でもお買い物をすると、ポイントの有効期限が伸びるという裏技もあります。
JREポイントをお買い物で使う
- 駅ビルでお買い物やお食事をする際に、ポイントを利用する
- ショッピングモールサイト「JRE MALL」で使う
- JRE POINT WEBサイトで商品に交換する
こちらのJREポイントも有効期限があり、ポイントの使用や貯めた日から2年です。ビックポイントと同じですので、貯まるポイントの予定が無ければ早めの手続きをしてしまいましょう。
残しておく方法とは?
実は解約後でもJREポイントが失効しない2つの方法があります。
JREポイントカードやSuica JRE POINT WEBサイトに登録する
これはビューカードのIDと現在のビューカードのまとめ手続きをしている時です。
別の種類のビューカードを持つ
ビューカードにはいくつか種類がありますが、例えば解約前に定期券付きのビューカードを作成・届いてから解約をすると、ポイントは自動的に引き継がれるという仕組みです。
ポイント・残高相互間の移行
3つのポイントや残高を移行していくことが出来るのがこのカードのうまみでもあります。
解約前にこれらに移行しながらポイント・残高を消費していくという方法もあります。
JREポイント⇔ビックポイント
JRE POINT1,000Pからビックポイント1,000P。このように同等の価値で交換ができます。上記の場合、JREポイントサイトからポイント交換に進み、「提携ポイント」で交換を申し込みます。(いずれかのポイントが1000ポイント以上あるという方に限られます)
JREポイント⇔Suica残高
JREポイント1P⇒Suica残高1円。1ポイント1円として申し込み出来ます。JREポイントサイトからお申込み、Suicaで受け取るという方法です。受け取りには2種類あり、自動券売機・モバイルSuicaアプリどちらかになります。
ビックポイント⇔Suica残高
ビックポイント1,500PからSuica残高1,000円。ビックポイントはSuicaチャージも可能ではあるのですが、ここだけ注意が必要です。というのも、ビックポイント1,500Pに対してSuica1,000円と目減りしてしまうのです。そのためどうしてもというかぎりでない限り、オススメはしません。ビックカメラのサイト、店頭でのお申込みが可能です。
早急な解約をするために
手元にある場合
- クレジットカードに公共料金や携帯電話、ETCの引き落としがないかを確認
- カードにポイントや残高が残っていないか確認
- 以上が問題なければ、ビューカードセンターに連絡・郵送で解約。
- もしくはビューアルッテで解約
手元にない場合
- ビューカード紛失・盗難デスクに連絡でカードの利用停止
- ビックポイントの利用停止
- 再発行手続きをするのかどうか、解約であればビューカードセンターに連絡し解約。
まとめ
ビックカメラSuicaカードには1枚で3役(クレジット機能・Suica機能・ポイント機能)を担っているカードであることから、解約前の確認事項は以下の通りです。
- 公共料金や携帯電話料金、ETCなどの定期的な引き落としがないか
- ビックポイント、JREポイント、Suica残高が残っているかどうか
これらが問題なしであれば、すぐにお手続きが可能です。きれいさっぱり解約した後、また新しいお得なカードを見つけていきましょう。