クレックスのガス解約はお得への近道になる?手順やポイントを紹介

ガス

「毎月のガス代が高いからクレックスをやめたい……」「引っ越しでクレックスを解約しないといけないだけど、どうすればいいんだろう?」あなたはこんなふうに悩んでいませんか。ガスの解約は何となく難しい気がしますよね。

ですが、手順と注意点をおさえれば、簡単に解約することができます。しかも、他のガス会社に上手に乗り換えることができれば、ガス代を節約するチャンスです。今回はクレックスの解約方法だけでなく、ガス会社を切り替えるときの注意点についても詳しく説明していきます。

プロパンガスが高い理由とは

クレックスはプロパンガスを販売しているため、都市ガスに比べてガス料金が高くなりがちです。

都市ガスより高くなるのは、3つの理由があります。

ガス会社が単価を自由に決められる

プロパンガスの料金は、それぞれのガス会社が価格を自由に決められることが大きな理由です。都市ガスからプロパンガスに切り替えた人は、ガス料金の差に驚いたのではないでしょうか。ガスは生活に欠かせないものだから、ある程度料金に関する規制があると思いますよね。

しかし、ガスの取り扱いや会社の経営を取り締まる法律はありますが、料金に関する規制はありません。プロパンガス消費者センターはガスの適正価格を示してはいるものの、強制力はないのでガス会社が従う必要はないのです。

実際、関東エリアのプロパンガスの平均価格は適正価格の1.6倍以上も高くなっています。

出典:プロパンガス消費者センター 関東のプロパンガス適正価格

ですので、私たちはガス会社を選ぶことができますが、ガスの単価を知らずに契約するとガス代が高くなってしまうのです。

配送コスト・人件費がかかる

プロパンガスは都市ガス以上にコストがかかります。都市ガスは地下にガス管が通っている仕組みのため、ガス管を通してしまえばガスを届けることができます。

一方、プロパンガスはガスベンベを設置しなくてはならず、当然ガスを使う場所にボンベを運ばないといけません。ですので、ボンベの交換の手間、不具合のチェックの手間がかかり、その分ガス料金に上乗せされます。

プロパンガスは都市ガス用のパイプがない地域でもガスを届けられる、災害からの復旧が早いなどのすばらしいメリットがあります。

しかし、配送やメンテナンスといったコストや人件費がかかるために、ガス料金が高くなってしまうのです。

ガス料金に初期費用が含まれている

ガス料金に初期費用が加算されていると、毎月の請求金額は高くなります。初期費用とは、ボンベの設置や配管工事など、ガスを使う前に行う作業に対する費用のことです。

初期費用は10~20万円ほどかかりますが、その費用をガス会社が立て替えるという契約をすることができます。そうすると、初期費用はすぐに一括で支払う必要はありません。

この立て替えてもらった初期費用、知らず知らずのうちに私たちは支払っているのです。なんと、初期費用は毎月のガス料金に含まれているのです。

ですので、ガスの契約後は初期費用を少しずつ返済していることになります。ガス会社が初期費用を立て替えた場合は、ガスを使っていなくても請求があるので注意が必要です。

クレックスのガス料金は高い?

「クレックスは高い」という口コミをネット上で見かけることがあります。そこで、クレックスは本当に高いのか調べてみました。

クレックスの販売価格をチェック

プロパンガス料金は、基本料金と従量料金の2つで決まります。

  • 基本料金・・・ガスを使わなくても発生する料金
  • 従量料金・・・従量単価と使用量によって計算された料金(ガス料金の大半を占める)

一般的に、従量料金はガスの使用量が多くなると安くなっていきます。クレックスの公式HPによると、設定料金はこのようになっています。

基本料金 1,800円/月
 

従量料金

0.1~20.0㎥ 530円/㎥
20.1~30.0㎥ 500円/㎥
30.1~50.0㎥ 480円/㎥
50.1㎥~ 450円/㎥

※消費税は含まない

出典:『株式会社クレックスオフィシャルサイト ガス標準料金

表によると、基本料金は1,800円/月、従量料金は450~530円/㎥です。次は、この料金が他と比べて高いのか探っていきましょう。

クレックスのガス料金を他と比較

クレックスのガス料金が高いかどうかは、同じ地域のガス料金と比べると分かります。ここでは、10㎥当たりの料金を基準にして比べてみることにしましょう。ちなみに、10㎥は4人家族が使う量の平均です。

まず、クレックスを使ったときの料金を計算してみます。

計算式は下の通りです。

出典:株式会社クレックスオフィシャルサイト ガス標準料金

プロパンガスを10㎥使った場合、クレックスでは7,810円かかります。

次に、この料金をクレックスの本社がある千葉市の平均価格と比較してみましょう。

千葉県全体の平均価格のデータもありましたので、一緒に比べてみます。

クレックス 千葉市 千葉県
7,810円 7,126円 7,154円

出典:石油情報センター 最新価格情報

平均価格は千葉市だと7,126円、千葉県全体だと7,154円です。

その差は700円弱ですが、これを毎月、毎年支払うとなると無視できない金額ですよね。クレックスは高いことが分かったので、他のガス会社に切り替えるとガス代を節約できる可能性があります。

クレックスの解約の手順を理由別に解説

引っ越しで解約する手順

①:クレックスへ解約の申し込みをする

まず、クレックスに解約希望の連絡をします。

申し込みのときは、下の情報が必要です。

  • 契約者氏名
  • お客様番号(検針票に記載されている)
  • 解約したい建物の住所
  • 使用を停止する日時
  • 引っ越し先住所

メールで連絡ができますが、電話のほうが確実です。

解約の連絡は少なくとも1週間前までにはするようにしましょう。

②閉栓作業をしてもらう

次に、クレックスにガスの閉栓作業をしてもらいます。

作業には立会が必要です。

③前回検針日から閉栓日までの使用料金を精算する

最後に、前回の検針日から閉栓日まで使ったガスの料金を支払います。

とはいえ、閉栓日にすぐ支払わないといけないわけではありません。

これまでと同じ方法で支払えば大丈夫です。

切り替えで解約する手順

①切り替えを希望するガス会社を選んで契約手続きをする

まず、クレックスから変更したいガス会社を選んで契約します。

ガス会社を決めるときは、特に従量料金をチェックすることがポイント。

ガス料金のほとんどは従量料金が占めるため、従量料金の単価が安いとかなりの節約になります。

しかし、個人が勝手にガス会社を変更できないケースもあり、例えば下のようなときです。

  • アパートなど建物全体で契約している場合
  • 賃貸戸建など賃貸契約をしている場合

大家やオーナーが許可してくれることもあるので、必ず事前に相談しましょう。

②新しいガス会社に閉栓作業・開栓工事をしてもらう

次に、切り替え先のガス会社に閉栓作業と開栓工事をしてもらいます。

同じ住所で会社を変更する場合は、ガス会社がクレックスの解約手続きをしてくれます。

そのため、クレックスに連絡する必要はありません。

クレックスを解約するときに起こるかもしれないトラブルとは

違約金の請求をされる

クレックスを解約するとき、無償貸与に関する違約金を支払わされることがあります。無償貸与契約とはガス会社と住宅会社(または物件のオーナー)が交わす契約です。

本来は住宅会社がガス設備費用を支払うのですが、無償貸与契約だと住宅会社は支払わなくていいのです。ですが、クレックスが費用を負担するというわけではありません。

実際は、住宅購入者(または借主)が毎月のガス料金にプラスされる形で支払うことになります。つまり、住宅購入者はガス代と無償貸与の2種類を支払わないといけないのです。

また、無償貸与契約以外の違約金の支払いを請求されることも。クレックスの解約前には、無償貸与契約はしていないか、違約金は発生しないかを契約書で確認することが大切です。

クレックスの違約金をめぐって新しいガス会社と意見が食い違う

新しく契約するガス会社と意見が食い違って問題になることも避けたいものです。切り替えの際、クレックスの違約金をガス会社が負担してくれることがあります。ですが、この契約が守られないトラブルも発生しているのです。

そうなると、切り替え先が負担してくれたと思っていたのに、後になってクレックスから請求書が届くことに。自分の信用問題にも絡んできますよね。

他にも、違約金を負担する代わりに契約期間が固定されたり、負担した費用をガス代に上乗せされたりするケースもあります。「言った、言わない」でもめないためには、記録に残すことが大切です。

契約や解約に関することは面倒でも、後で確認できるようにしましょう。

切り替え後にガス代を値上げされる

安いガス会社に乗り換えたのに、ガス料金が値上げされてしまう場合もあります。

ガス料金は会社が自由に決められるため、原油価格の高騰以外の理由でガス料金がはねあがる可能性もあるのです。ですので、ガス代が安い会社に変更したからと安心しきってはいけません。

「切り替えたほうがお得だと説明されたけれど、クレックスと結局は変わらなかった……」ということもありうるのです。特にガスの使用量がいつもと変わらないのに、ガス代が急に高くなったときは要注意。ガスの料金プランは据え置きではないということを覚えておいてください。

ガス会社を切り替えるときの3つのポイント

クレックスから安い会社に乗り換えるとガス代の節約が期待できます。

しかし、乗り換えるときのポイントが3つあります。

ガスの料金単価をチェックする

1つめは、新しいガス会社の料金プランをチェックすることです。鍵となるのがガスの適正価格。先ほど登場したプロパンガス消費者センターが適正価格を公表しているので、一度見てみてください。

適正価格に近づけている会社は良心的な会社ということができます。とはいえ、1社のプランを見ただけでは、その会社が本当にいいのか分かりにくいものです。ですので、切り替えを考えたときは、いくつかの会社から見積もりを取りましょう。

また、ガスは単価が上がったり、料金体系が改訂されたりする場合があります。料金に変更があるときに、説明がある会社かどうかも大事なポイント。会社が提案してくる数字に惑わされないことが大切です。

安全システム・サポートが十分か確認する

2つめは、安全システムやサポート体制が整っている会社を選ぶことです。いくらガス代が安くても、何かあったときの対応が遅いと不信感をもつだけでなく、命の危険にもさらされてしまいますよね。

確認しておきたいことは安全管理の面です。集中管理システムを導入しているガス会社だと、ガス漏れがあっても会社に知らされるため、外出中でも安心ですね。

また、ガス機器に問題があったときでも、サポート対応が充実していればとても心強いです。すぐに担当者と連絡がとれるか、担当者は固定されているかもチェックしておきましょう。ガス代の安さだけではなく、安全サービスにも意識してください。

契約内容をしっかり確認する

3つめは、切り替える前にはすみずみまで契約内容を読むことです。特に、解約違約金といった、お金が絡むものは外せません。ガス会社とは長くつきあうことになるので、契約は慎重に時間をかけて行いましょう。

クレックスの解約を考えたときに取るべき行動

解約手続きの手順を確認する

引っ越しでクレックスを解約する手順は以下の通りです。

①:クレックスへ解約の申し込みをする

  • メールか電話で解約の連絡をする(電話がおすすめ)
  • 解約の申し込みは希望日の1週間前までに行う
  • 必要事項をメモなどにまとめておく

②:閉栓作業をしてもらう

  • 作業には立会が必要

③:前回検針日から閉栓日までの使用料金を精算する

  • 後日支払いもOK

ガス会社の切り替えで解約する手順

①:切り替え先のガス会社を選んで契約手続きをする

・複数の会社から見積もりをとる

・集合住宅や賃貸物件などは、個人が勝手に変更できない可能性が高い

②:新しいガス会社に閉栓・開栓をしてもらう

・切り替えのときは、クレックスに解約の連絡をする必要はない

会社を切り替えるときはガス代の安さ以外にも注目する

  • ガス料金は適正価格に近いか
  • 料金プランに変更がある場合は説明があるか
  • 安全システムやサポート体制は充実しているか
  • ガス機器に問題があったときにすぐに連絡がとれるか
  • エリア担当者は固定されているか
  • 契約内容を対面でしっかり説明してくれるか
  • 分からないことを嫌がらずに説明してくれるか

まとめ

クレックスの解約は難しいイメージがありますが、手順をきちんとおさえれば難しいことはありません。さらに、お得な会社に切り替えることができれば、ガス代をおさえることもできます。解約・乗り換えをする場合は、こちらの記事を参考にして手続きをしてみてくださいね。