イーレックス・スパーク・マーケティングから解約する時、知っておいた方が良いこと

水道・光熱費

イーレックス・スパーク・マーケティングから改名

イーレックス・スパーク・マーケティングは、エバーグリーン・リテイリングへと名前が変わりました。そもそも、イーレックスとは、どのような会社なのか?そこから、見ていきましょう。

イーレックスグループとは

「イーレックスグループは、再生エネルギーを中心とした、新しいネルギー企業としての成長を目指している企業です。」と言ってもわかりにくいですよね。

石油や石炭、天然ガスといった化石燃料を用いた火力発電による発電量が増加したことで温室効果ガス排出量は増加しました。

一方、イーレックスではバイオマス発電を基盤に発電を行っています。発電に使われるパームヤシ殻、木質ペレットといったバイオマス燃料を海外から調達しています。パームヤシ殻は、パームヤシの実から食用の油を取った後の殻です。

イーレックスのバイオマス発電所で使われなければ、捨てられてしまうものなのです。現在、4カ所の発電所が稼働中です。他にも、、建設中が1カ所、計画中が1カ所という状況です。

イーレックス・スパーク・マーケティングからエバーグリーン・リテイリングへ

現在の、電力需要も伸び悩む状況の中、2016年4月に電力の小売全面自由化がされました。そこで、イーレックスグループは、東京電力エナジーパートナー株式会社(略すと「東電EP」)と、出資比率を変更して、新たに再編しました。(東電EPの比率が下がりました。)

イーレックス・スパーク・マーケティングは、今までイーレックス株式会社の100%子会社でした。東電EPとは、直接の関係はなかったのです。

それが、両社の合弁会社として元からあった、エバー・グリーン・マーケテティングの完全子会社になって、イーレックス・スパーク・マーケティングは名前を変えてエバーグリーン・リテイリングとなったのです。

エバーグリーン・マーケティングとエバーグリーン・リテイリングの違い

簡単に言うと、「エバーグリーン・マーケティング」は法人向けの契約、「エバーグリーン・リテイリング」は、個人向けの契約です。

エバーグリーン・マーケティングはイーレックスと東京電力エナジーパートナーが、脱炭素社会の実現に向けて設立した共同出資会社です。エバーグリーン・リテイリングはエバーグリーン・マーケティングの100%子会社です。

一番の違いは契約する電圧の違いでしょう。法人契約というと、大きな工場などでの電気の利用が考えられます。高圧(直流で750V超~7000V以下、交流で600V超~7000V以下の電圧)・特別高圧(直流・交流ともに7000V超の電圧)です。個人向け契約の家庭用が100V(低圧)であることから見ると、非常に高い電圧ですね。

エバーグリーン・リテイリングの解約(利用停止)の手続方法

いざ、解約となったときに、注意すべき点を見ていきましょう。エバーグリーン・リテイリングでは解約の時期に関わらず、解約金等は不要です。

他社への切り替えで解約する場合

他社へ切替の場合は、エバーグリーン・リテイリングでの廃止(解約)の手続きは必要ありません。
エバーグリーン・リテイリングでは、契約期間の縛りはなく、解約金0円です。

スマートメーターが設置されていないお宅では、スマートメーターへの交換が必要になります。スマートメーターとは、通信機能を持ち、電気の使用量を遠隔で検針したり、30分ごとの使用量を計測したりできる新しい電気メーターのことです。

スマートメーターへの交換には、原則費用はかかりません。また、交換時には停電(約15分程度)が伴う場合があります。

引越に伴う解約をする場合

お引越し先で継続してご利用いただく場合は、「ご契約者さまマイページ」の[お引越し]よりお手続きください。または、カスタマーセンターへ電話することでも手続きが可能です。

エバーグリーン・リテイリング株式会社 カスタマーセンター
0120-613-700
平日:午前9:00~午後8:00
土曜日:午前10:00~午後5:00(祝日を除く)

手続きをしなかった場合は、転居前の住所と、新しい転居先の住所で、二重に請求されてしまうことがありますので、必ず、確認しておきましょう。

電気の利用停止で解約をする場合

その電気を使っている家そのものを使わなくなったなど、完全に解約する場合は、契約の廃止手続きというものが必要です。電気の利用を停止する日が決まりましたらすぐに連絡をしましょう。

「ご契約者さまマイページ」または、カスタマーセンターへの電話で手続きできます。「ご契約者さまマイページ」からの解約は、[各種お手続き]>[ご契約の廃止]から手続きできます。

エバーグリーン・リテイリングとの契約は?

解約をして、他社と切り替えをするか、どうするかで気になるのはやはり、電気代でしょう。エバーグリーン・リテイリングの電気代は、他社と比べて安いのでしょうか?

既存の電力会社との比較

東京電力の電気料金を基準としておおよそ1%~8%の割引になります。毎月の削減量となりますので、トータルで考えると大きな節約になります。東京電力エリアで一般的な4人家族の場合、年間¥10,164、お得になるという試算があります。

イーレックスの料金体系は基本料金を東京電力に比べ安く設定しています。
安くなる理由は、以下の3つです。

  1. 自社でバイオマス発電所を所持し、安く燃料を調達できているからです。
  2. 工場等が発電した余剰電力についても安く調達しています。
  3. 大手電力会社(東京電力)と違って人件費等の経費が大幅に少ないため安くできるのです。

エバーグリーン・リテイリングのメリット

東京電力などの電力会社より、電気料金が安く設定されているのは、もちろん、メリットです。エバーグリーン・リテイリングのネットでの評判は、「電気代が安くなった。」など、良好なコメントが多々見られます。

また、エコな電力を選んで、環境に配慮すると言うことも、大きなメリットかと思います。イーレックスグループはバイオマス発電など、クリーンエネルギーによる発電を目指しているのです。

バイオマス発電は燃料を燃焼する際にCO2が発生しますが、排出されるCO2は、バイオマス燃料である植物等の成長過程で大気中から吸収したものであるため、トータルでのCO2の増減は±0になります。

エバーグリーン・リテイリングのデメリット

「安くなる」と思って乗り換えたのに、かえって高くなるケースも少なからずあります。

特に注意したいのがオール電化の世帯です。大手電力会社では、深夜電力利用のお得な料金制度があったりしますが、エバーグリーン・リテイリングには、そのような料金プランはありません。

また、一人暮らし世帯など電気を使う量が少ない場合も、選ぶプランによっては割高になることがあります。ちゃんと安くなるプランなのかどうか、しっかりと確認することが大事です。

エバーグリーン・リテイリングの料金プラン

エバーグリーン・リテイリングでは、いくつかの料金プランが用意されており、そのプランに申し込むことで、さらにお得になることもあります。解約するかどうかを考える前に、一度、確認しておきましょう。

CO2フリープラン

CO2フリープランの特長として、このプランへの切替により、電力使用によるCO2排出量はゼロとなります。

切替により削減できる年間のCO2排出量は、一般的な家庭で1785kg-CO2/年。杉の木 約130本が一年間に吸収する量に相当します。※杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO2/年と想定(環境省資料より)

このプランでは、再エネ指定の非化石証書等を利用して、実質的に再生可能エネルギー100%での調達を実現しています。CO2フリープランに変更した場合、4人家族、東京エリア、東京電力従量電灯B契約との比較をすると、年間3,072円お得という計算結果が出ています。※2019年10月1日現在のデータによる。

保険でんき

このプランの特徴として、個人賠償責任保険がついてきます。

個人賠償責任保険では、

  • 保育園・幼稚園送り迎えの自転車で他人にけがをさせてしまった。
  • 飼い犬と散歩中、他人に噛みつきけがさせてしまった。
  • 友達と遊んでいて、誤ってけがさせてしまった。
  • 買い物中に、誤って商品を壊してしまった。
  • ボールで遊んでいて、人の家の窓ガラスを割ってしまった。

と言う損害賠償責任に備えることが出来ます。

しかし、かかる費用は電気代だけです。切り替えるだけで電気代も安くなる、個人賠償責任保険も付いてくると言う、新しいタイプの電気のプランです。

あるく・おとく・でんき

タニタの活動量計を身につけて歩いたり走ったりするとポイントがたまります。

ポイントに応じて、電気料金が安くなるのです。スポーツが好きな方、仕事柄良く歩いている方、節約や健康にも興味がある方におすすめです。

まず、契約を変えるだけで安くなります。一般的な4人家族の場合(月間使用量450Kwhのとき)、年間8,844円安くなります。

ここから、さらに歩けば歩くほど、電気代が安くなります。例えば、8,000歩(約6Km)歩くことによって月400円安くなります。(同上4人家族の場合)

電力会社を変えるメリット

各電力会社によって、基本料金の差、契約プランの違いなど、メリットとなることも、いろいろあります。

電気料金が安くなる

大手電力会社とは違う新電力会社では、やはり競争力という意味でも電気料金は安く設定されています。しかし、本当に安くなるのかどうかは、事前確認が必要です。まずは、現在の電気代を検針票などで、確認しましょう。各電力会社のホームページでは、電気代計算のシミュレーションが出来る所も多いです。そのシミュレーションを参考に、電気代がどのように変わるかを確認しましょう。

ガスとのセットなどで安くなる

ここ最近になって電気とガスをまとめるプランやセット契約を展開する会社が増えており、契約すると安くなる場合があります。

電気・ガスの小売自由化に伴って新規参入する企業も増えました。電気とガスの両方の自由化が実現したことで、電気とガスをひとつの事業者にまとめて払うと安くなる、いわゆる「セット割」が売り出され、さらに光熱費を安く抑えることが出来る場合があります。

よりエコな電気を選ぶことが出来る

今回、ご紹介したエバーグリーン・リテイリングのように、エコな発電方法を取り入れている電力会社も増えてきました。

バイオ発電の他に、太陽光発電、風力発電などを取り入れている電力会社も増えてきています。やはり、これからは企業だけでなく、一人一人がエコをを意識するようになり、電気もエコで選ぶ時代になったと言えます。

電力会社を変えるデメリット

ここまで、色々な面から、メリットを語ることが多かったと思います。しかし、やはりデメリットもあります。それらのデメリットも見てみましょう。

切り替えなどが面倒

電力会社を変えるとなれば、新しい電力会社と契約という手続きをする必要があります。それが面倒と思う場合は、電力会社を変えることはデメリットと言えます。いずれにしても電気の契約をしなくてはいけない引っ越し時に電力会社の切り替えを想定してみると良いかもしれません。

新しい電力会社を探すのが大変

今は、大手電力会社の他に、大変多くの新電力会社があります。それぞれの契約内容の違い、それぞれのプランの違いがあり、比較するのは非常に大変な作業です。果たして、その電力会社は本当に安いのかどうかを確認しなくてはいけません。

各電力会社のホームページでは、電気料金のシミュレーションをするページがあったりなど、比較しやすくなっていますので、それを活用するのが良いかもしれません。

長期契約の途中解約

ほとんどの新電力会社は契約違約金を設定していません。しかし、電力会社によっては解約違約金を取るところもあります。最も多いのは数千円程度の違約金を設定しているという新電力会社です。

ただ、たとえ契約違約金があったとしても、新電力へ切り替えることで実現する電気料金の節約額を考えて検討してみる価値はあると思います。