ニチガスを解約したくても、「ニチガスを解約するにはどこに連絡すれば良いの?」「解約する際に、違約金などの料金は?」と不安に感じる方も多いことでしょう。
そこで今回は、引越しや公共料金の見直しなどで他のガス会社への移行を検討している方に向けて、具体的な解約方法についてご紹介していきます。
また「解約したいけど、違約金は払いたくない」という方のために、違約金についての情報も解説していきますので、解約検討中の方はぜひとも参考にしてください。
よくあるニチガスの「解約理由」
引越し先が対応範囲外だから
ニチガスは供給エリアが限られており、引っ越す地域によっては対応範囲外になることがあります。
サービス対応範囲外ですと、文字通りサービスを受けることができません。そのため、引越し先に対応しているガス会社に切り替える必要があります。
引越し先では、ニチガスの契約をそのまま引き継げないこともあるので注意が必要です。
東京ガスの選択約款プランの方がお得だから
条件によって違いはありますが、選択約款プランで契約しているのであれば東京ガスの方がお得になります。
なぜなら、ガスの床暖房やエコウィル、エネファームなどガス機器に応じてプランを契約できるからです。
ニチガスの一般契約よりも、東京ガスの選択約款プランの方が無駄がなく、料金が安くなるので家庭用燃料電池を使用しているなら東京ガスに乗り換えも検討してみてください。
料金でトラブルになった
これはガス業界全体に言えることですが、料金トラブルによる解約も多いです。例えば「なんの連絡もなく、ガスの料金を値上げされた」など。
現在ガスは自由価格なので、契約時に格安だったとしても、時期によって値上がりはすることは珍しくありません。
また値上げ自体も悪いことではないのですが、そのまま金銭トラブルになって解約になることもあります。
ニチガスと東京ガスの料金比較
基本 | 単価 | |
ニチガス | 795.30円 | 134.30円 |
東京ガス | 759.00円 | 145.31円 |
一人暮らしの場合
ニチガス | 東京ガス | |
5㎥(1ヶ月) | 月1,465円 | 月1,485円 |
一人暮らしの平均ガス使用量が5㎥なので、5㎥で計算すると上記の表になります。
地域や時期によって変動はあるものの、ニチガスの方が2円ほど安いです。
家族がいる場合
ニチガス | 東京ガス | |
15㎥(1ヶ月) | 月2,809円 | 月2,934円 |
家族4人暮らしの平均ガス使用量が15㎥なので、15㎥で計算すると上記の表になります。
こちらも一人暮らしと同じく、ニチガスの方が安いです。
ニチガスを解約すべき人は?
ニチガス利用を辞めるべき人は、月々のガス使用量が5㎥未満の方です。
なぜなら、ニチガスはガス使用量が5㎥ですと固定料金が高く設定されており、月々のガス使用量が5㎥未満の方は東京ガスの方がお得になるからです。
ガスを月に5㎥未満しか使用しないという方は、ニチガスだと損をしているので早めに乗り換えましょう。
違約金は発生するの?
違約金が発生するケース
ニチガスを解約するときに違約金が掛かってしまうケースは、固定プランを途中解約するときのみ発生します。
具体的には「2年間固定単価プラン」などです。
決まった期間は使用することを前提に契約しているので、途中で解約すると契約違反になり余計なお金が掛かります。
もし解約をするのであれば、違約金が掛からないタイミングで解約するのがベスト。
違約金が発生しないケース
ニチガスは先ほど紹介した「固定プラン」などに加入していなければ、契約を解除するときに余計なお金は掛かりません。
もしニチガスの解約を検討中であれば、どんな契約を交わしているのかを確認後に解約手続きを進めて行くのが良いでしょう。
解約手数料も発生しない
ニチガスは違約金だけではなく、契約を解約するときの手数料も掛かりません。
そのため、契約プランの違約金だけ注意しておけば料金はかからずに解約することができます。
ニチガスの対応エリアは?
対応範囲内エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 群馬県
- 栃木県
- 茨城県
- 静岡県
ニチガスが対応している都道府県は上記の通りです。
注意点として、対応している都道府県でも市町村によっては対応範囲外の可能性もあるので注意しましょう。
対応範囲外エリア
ニチガスの対応外エリアは、先ほど紹介しました都道府県以外になります。
ニチガスの対応範囲内エリアを確認する手段としては、近くの営業所に確認するか、直接ニチガスに連絡するのが間違いありません。
解約までの流れ
解約の手続きをする
ニチガスを解約には、まず手続きが必要です。電話かインターネットにて手続きを行いましょう。
また解約する際の手続きには、7桁の「お客様番号」が必要になるので事前に準備しておくと手続きがスムーズになります。
予定日を決める
次にガスの元栓を締めるのに立ち合いが必要になるので、立ち会うときの予定日を決めます。
希望日は3日後から1ヶ月先までの予約が可能です。
時間に関しては
- 9:00~12:00
- 13:00~15:00
- 15:00~17:00
- いつでも可
など細い時間指定はできませんが、時間単位での指定が可能です。
立ち会う
立ち合い当日になったら、ニチガスの社員さんが来てガスの元栓を閉めたことを一緒に確認します。
閉めたことを確認したら、検針日からガス使用中止日までの料金を支払って解約が完了です。
当日の支払いは現金のみになりますので、事前に現金を用意しておくと支払いがスムーズになります。
事前に用意しておくもの
- 預かり受領証金
- 現金
賃貸住宅の場合は「預かり受領証金」が必要です。
ガスの使用開始時に預けたお金が返金になるので、そのお金の領収書として用意する必要があります。
現金は先ほど解説した「検針日からガス使用中止日までの料金」として用意する必要があります。
解約する方法
電話で解約の手続きをする
電話で解約の手続きをする場合は、自宅から最も近い営業所に電話します。
電話の受け付け時間は平日(土曜、祝日を除く)9:00~17:30です。
ネットで解約の手続きをする
ネットで解約の手続きをする場合は、公式サイトより必要事項を入力して手続き完了です。
電話での手続きとは違い、ネットは曜日や時間など関係なく手続きすることができます。
対応は営業時間になりますが、申し込むだけならネット手続きの方が便利です。
ニチガス電気だけを利用している場合
近くの営業所に連絡をする
ニチガス電気のみを契約しており、ニチガス電気を解約したい方は、お近くの営業所に連絡をすれば解約することができます。
ガス料金と同じく、電気の解約も手数料は掛かりません。
まとめ
ニチガスの解約方法を中心に、そのほか解約時に役立つ情報などについてご紹介しました。繰り返しになりますが、ニチガスは解約するときの手数料や違約金が掛かりません。
しかし、何も知らない状態で解約手続きをすると大きく損をすることもありますので注意が必要です。なるべく無駄な出費は避けて、賢く知識を増やしていきましょう。